まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
アフリカの国々に特化し、ガボンを中心にエジプトや赤道ギニア、コートジボワールへ展開する点が最大の特徴。合併でエジプトの事業を取り込み、カナダからは完全に撤退して、アフリカへの集中を鮮明にした。手元に残る現金と株主への還元を重んじる。世界各地に分散する大手とは異なる、アフリカに集中した独立系の小型の石油・ガスの会社の立ち位置にいる。
アフリカの国々で、石油や天然ガスを掘り出して売るのが事業の柱。中心はガボンの油田で、これにエジプトや赤道ギニア、近年権益を得たコートジボワールが加わる。掘り出した原油の売上は、世界の指標となる原油の価格に連動する。合併でエジプトやカナダの事業を加えた経緯を持つが、近年カナダからは完全に撤退し、アフリカへの集中を進めた。生み出した手元に残る現金を、配当や自社株買いで株主に還す方針を掲げる。原油やガスの販売で稼ぐ構造になっている。
原油の価格の急落は、ガボンやエジプトの生産の採算を直撃する最大の弱点になる。新たに得た権益での探鉱が空振りに終わる恐れもある。アフリカの国々特有の政治や税制、契約の変更のリスクも付きまとう。同じくアフリカで石油を探す競合との争いもある。カナダから撤退した分、売上の規模も縮む。配当の削減に追い込まれる局面も逆風になる。
配当を続けながら、アフリカの国々での石油・ガスの生産と、新たな権益での探鉱を進める経営。カナダからの撤退を終え、アフリカへの集中を進めた。手元に残る現金を重んじ、配当や自社株買いで株主に還しつつ、小規模な買収で事業を補う。アフリカへの集中と株主への還元の枠組みが、運営の中核になっている。
原油の価格と、現地の国の事情、探鉱の成果に依存する。世界の指標となる原油やガスの価格が高く保たれるか、ガボンやエジプト、赤道ギニア、コートジボワールといった現地の国の政治や税制、契約の事情が安定するか、新たに得た権益での探鉱が成果を生むか、そして手元の現金から配当を続けられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $913M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $443M(49%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
読み込み中…