EHTH
eHealth保険を引き受けるリスクは一切取らず、契約の仲介役に徹している。自社の申込・相談プラットフォームを他の保険会社にライセンスとして貸し出す収入源も持ち、単なる仲介屋にとどまらない。
収入源はほぼ保険会社からの手数料のみで、消費者からは一切取らない。メディケア関連の保険は初年度に加入者一人あたりの定額手数料、2年目以降は契約が続く限り毎月の定額手数料が入る仕組み。自社のネット申込・電話相談の仕組みを他の保険会社にライセンスとして貸す収入源も持つ。
保険会社がプランを縮小・撤退すれば、比べ直す消費者が増えて仲介の出番は一時的に広がる。だがそれは手数料を払う側の体力が落ちている合図でもある。メディケア関連の手数料率は当局が上限を決めており、自分の裁量で引き上げることはできない。
電話相談員の応答にAIを組み込み、待ち時間の短縮など効率化に投資する形で、店舗や工場を持たない分の資金を技術に回している。
高齢者が毎日およそ1万人ずつメディケアの対象年齢に入ってくる人口動態と、保険会社が支払う手数料率、そして加入者が解約せず契約を続けるかに左右される。
この会社をどう読むか
一見「保険を売る会社」に見えるが、eHealthは保険を引き受けるリスクを一切取らず、契約が続く限り保険会社から手数料をもらい続ける仲介者に徹している。
180社を超える保険会社の商品をネットと電話で比較させ、メディケア関連が売上の96%を占める。2025年は保険会社側がプランを縮小・撤退する動きが相次ぎ、比較の需要が膨らんだが、それは業界の収益環境が厳しいことの裏返しでもある。
バランスシート (要約)
資産 $1.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $592M(47%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$74M
- 他の流動資産$261M
- 固定資産$928M
- 流動負債$99M
- 長期借入金$113M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $554M
- 売上成長率
- 4.1%
- 粗利率
- 43.5%
- 営業利益率
- 12.0%
- 純利益率
- 7.2%
- ROE
- 6.8%
- ROIC
- 7.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$25M
- フリーCF
- −$28M
- 営業CFマージン
- −4.6%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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