EIG
Employers Holdings数ある保険の中で、中小企業の従業員の労災という一つの分野に特化し、さらに事故の起きにくい業種に的を絞る二重の専門性が最大の強み。長年の知見で、その層の損害を精度よく見極める。複数の子会社で高い格付けを保つ。総合の損害保険の大手とは異なる、中小企業の労災に特化した専門の保険の立ち位置にいる。
保険料を集めて運用し、労災の際に保険金を払う差で稼ぐのが事業の柱。柱は、仕事中のけがや病気を補償する労災の保険で、これ一本に特化する。狙うのは、飲食や小売、専門のサービスといった、比較的事故の起きにくい業種の中小企業。直接と代理店の両方の道で契約を集める。事故の頻度や賠償を見極めて保険料を設定し、集めた保険料を運用する。労災保険の引き受けと運用で稼ぐ構造になっている。
景気の悪化や移民の政策の変化で中小企業の雇用と賃金が縮めば、保険料の基盤が細る弱点を抱える。労災の保険料率が下がる軟調な市況に転じれば、採算が悪化する。事故や賠償の増加も引き受けの利益を圧迫する。規模で勝る大手の保険会社や、州が運営する基金との競争もある。運用の市況の悪化や、格付けの低下も逆風になる。
配当を続けながら、中小企業の労災という一つの分野に特化する経営。事故の起きにくい業種に的を絞り、損害に見合う保険料率の確保と引き受けの規律を重んじる。直接の販売の拡大や、自己保険の企業向けの新しい商品で事業を広げつつ、専門特化の精度で着実に稼ぐ方針が特徴になっている。
中小企業の雇用と、保険料率、運用に依存する。中小企業の雇用と賃金が伸びて労災の保険料の基盤が広がるか、損害に見合う保険料率を保てるか、事故の頻度を抑えて引き受けの利益を出せるか、そして集めた保険料の運用が収益を生むかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $956M(28%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$160M
- 長期借入金$19M
- 短期借入金$16M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $859M
- 売上成長率
- −2.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 1.3%
- ROE
- 1.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $45M
- フリーCF
- $45M
- 営業CFマージン
- 5.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $30M
- 配当性向
- 276.9%
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