
ELF
e.l.f. Beauty人気品の本質を数週間で商品化する開発の速さと、若者の言葉で語る販促の上手さが最大の強み。安かろう悪かろうを覆した品質への信頼が、世代の支持を独占に近づけた。値ごろの化粧品という不況にも粘る市場で、シェアを奪い続ける企業の立ち位置にいる。
自社ブランドの化粧品とスキンケアの販売が収益の柱。高級ブランドの人気商品に似た品を圧倒的な低価格で素早く投入する手法で、量販店とドラッグストアの棚と短い動画の口コミを押さえた。買収した高価格帯のブランドも加わる。中国中心の委託生産で原価を抑え、新製品の回転の速さで稼ぐ構造になっている。
化粧品の流行は移ろいやすく、話題づくりの失速は成長率の急落として現れる。関税の引き上げは中国生産に頼る原価を直撃する。高い成長を織り込んだ株価は、減速のわずかな兆しに敏感に反応する。大手と新興の双方との競争は値ごろ感の優位を削りに来る。
配当を出さず、資金を販促と国際展開、ブランドの買収に投じる成長優先の経営。生産は委託で身軽に保ち、調達の中国依存を段階的に下げる。新製品の速さと話題性を経営の重要条件として磨く方針が特徴になっている。
若年層の支持と、棚の拡大、関税と調達網に依存する。短い動画での話題づくりが若い客を引き付け続けるか、量販店の棚と国際展開を広げられるか、中国生産への依存を関税の引き上げに合わせて下げられるか、そして買収ブランドの統合が実るかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.1B(47%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$290M
- 他の流動資産$500M
- 固定資産$1.6B
- 流動負債$336M
- 長期借入金$842M
- 短期借入金$30M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.6B
- 売上成長率
- 24.6%
- 粗利率
- 70.7%
- 営業利益率
- 4.5%
- 純利益率
- 1.6%
- ROE
- 2.3%
- ROIC
- 2.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $213M
- フリーCF
- $190M
- 営業CFマージン
- 13.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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