EMCOR Group は、ビルや工場、データセンターに電気や空調、配管の設備を取り付ける米国の工事大手だ。
その稼ぐ力は、大量の熟練技術者を抱えて設備工事を請け負える規模にある。AIのデータセンターは大量の電力・冷却設備を必要とするため、その建設の急増がまさにこの会社の追い風になっている。取り付けた設備の保守収入も底堅さを支える。一方で熟練技術者の確保が制約にもなる。EME を読むときは、データセンター建設という追い風と、技術者を確保できるかを合わせて見るとよい。
電気や空調といった建物に欠かせない設備工事を、大量の熟練技術者を抱えて全米で請け負える規模が強み。AIのデータセンターは大量の電力・冷却設備を必要とするため、その建設需要を正面から取り込める立ち位置にいる。
ビルや工場、データセンターに、電気や空調、配管といった設備を設計して取り付ける工事の請負が収益の柱。これに、取り付けた設備の保守・点検という継続収入が加わる。建物の建設・改修に欠かせない設備工事を、専門の技術者を抱えて請け負うことで稼ぐ構造になっている。
景気後退で商業施設や工場の建設が冷えると、工事の受注が減る。熟練技術者の不足で工事を回せなかったり、大型工事でコストが超過したりすると、利益が圧迫される。データセンター投資の一巡もリスクになる。
安定した配当と大規模な自社株買いで株主に還元しつつ、買収で地域の工事会社と技術者を取り込む経営。データセンターという追い風の分野へ人材を集中させ、保守収入で安定基盤を厚くしつつ、受注残を着実に消化する方針が特徴。
財務指標は標準的な水準です。レバレッジや流動性の推移に注目しましょう。
前年比。3年の年平均は 15.3%
売上から原価を引いた、商品そのものの儲けの厚さ
本業でどれだけ稼げているか。マイナスは本業赤字
株主のお金をどれだけ効率よく利益に変えたか
本業で実際に生まれた現金。利益と違い会計の調整を含まない
営業CFから設備投資を引いた、自由に使える現金
フリーCFがプラスで、現金を生み出せている状態
株価に対して年間いくら配当が出るか
利益のうち配当に回す割合。高すぎると無理がある
EMCOR Group は、ビルや工場、データセンターに電気や空調、配管の設備を取り付ける米国の工事大手だ。
その稼ぐ力は、大量の熟練技術者を抱えて設備工事を請け負える規模にある。AIのデータセンターは大量の電力・冷却設備を必要とするため、その建設の急増がまさにこの会社の追い風になっている。取り付けた設備の保守収入も底堅さを支える。一方で熟練技術者の確保が制約にもなる。EME を読むときは、データセンター建設という追い風と、技術者を確保できるかを合わせて見るとよい。
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