汎用品ではなく、製品に高機能を与える特殊な化学品に重点を置き、技術で差をつけて高い利益率を狙える点が強み。幅広い産業に分散した顧客を持ち、特定の市況への依存を抑えられる。使用済みプラスチックを化学的に再生する事業に先行投資し、循環型への流れという長期の追い風を取り込もうとする立ち位置にいる。
自動車や建築、包装、繊維、化粧品など幅広い製品に使われる特殊な化学品の販売が収益の柱。汎用の素材ではなく、耐久性や機能を高める添加剤、特殊な樹脂、繊維などに重点を置く。これに、使用済みプラスチックを化学的に分解して原料に戻す再生事業が加わる。専門性の高い化学品を幅広い産業に供給して稼ぐ構造になっている。
景気後退で製造業の生産が落ちると、化学品の需要が連動して鈍る。原料となるエネルギーや化学品の価格上昇を価格に転嫁しきれないと、利益率が圧迫される。汎用品に近い分野では市況の悪化で値崩れすることもある。化学的な再生事業の投資負担や立ち上げの遅れも、収益の重しになりうる。市況と生産活動に左右される。
配当を長年増やしつつ、特殊化学品の高付加価値化と、化学的な再生事業への投資、効率的な生産に力を入れる経営。汎用品より利益率の高い専門素材に軸足を置き、幅広い産業への分散で市況の波を和らげながら、再生事業という長期の成長分野を育てて稼ぐ方針が特徴になっている。
製造業の生産と、特殊化学品の需要、原料価格、再生事業の立ち上げに依存する。自動車や建築、包装などの需要が活発か、高機能な素材で他社に差をつけられるか、原料となるエネルギーや化学品の価格を価格に転嫁できるか、そして化学的な再生事業を採算に乗せられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $14.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $6B(40%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$566M
- 他の流動資産$3.1B
- 固定資産$11.2B
- 流動負債$2.7B
- 長期借入金$4.2B
- 短期借入金$586M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $8.8B
- 売上成長率
- −6.7%
- 粗利率
- 21.1%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 5.4%
- ROE
- 8.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $970M
- フリーCF
- $424M
- 営業CFマージン
- 11.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $381M
- 配当性向
- 80.4%
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