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Empery Digital電動車メーカーの実体を売り払い、暗号資産の保有量を増やすことだけに絞った会社は珍しい。Volconブランドは2025年10月にVenomへ譲渡し、対価は同社株の10%だった。
私募や借入で集めた資金でビットコインを買い増し、1株あたりの保有量を積み上げることが実質の事業になっている。2025年7月の私募で約$501Mを調達し、その大半をビットコインの購入と関連運用に充てた。
2025年のビットコイン含み損は$122.7Mで、営業費用の79.3%を占めた。財務戦略の開始後だけでもビットコインは$126,117から$60,019まで振れており、その幅がそのまま会社の値段に出る。
株価が純資産を下回る局面では自社株買い、上回る局面では増資と、保有量を増やす方向で使い分ける。ビットコインのプットとコールの売買でも収益を補っている。
ビットコインの相場、借入の返済、そして市場が純資産(保有ビットコインと現金から負債を引いた額)をどう評価するかで決まる。保有分の一部は借入の担保に入っている。
この会社をどう読むか
Empery Digitalの社名からは金融テックの新興企業を思い浮かべるが、もとは電動オフロード車を作るVolconだった。2025年7月の約$501Mの私募を境に、会社の中身はビットコインの保有そのものに入れ替わった。
主力のUTV製品ラインは2025年10月に売却し、Volconブランドも同月Venomへ譲り渡している。残るのは保有ビットコインと借入で、2025年の含み損$122.7Mは営業費用の79.3%を占めた。
バランスシート (要約)
資産 $372M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $269M(72%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$9M
- 他の流動資産$5M
- 固定資産$358M
- 流動負債$53M
- 長期借入金$50M
- 短期借入金$50M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $975K
- 売上成長率
- −75.5%
- 粗利率
- −37.2%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −55.7%
- ROIC
- −32.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$18M
- フリーCF
- −$18M
- 営業CFマージン
- −1830.7%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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