Enovis は、人工関節などの整形外科の埋め込み機器と、装具や電気療法のリハビリ用具を併せ持つ中堅の医療機器だ。
最大の特徴は、手術の前後を一貫して支える人工関節とリハビリ用具の二つの事業と、買収で広げた末端の関節の分野にある。一方で規模で勝る大手四強との激しい競争が最大の弱点で、手術支援ロボットへの流れの乗り遅れ、買収の統合の失敗と価値の見直し、景気による手術の先送り、買収で膨らんだ重い借入も弱みになる。ENOV を読むときは、手術件数と買収の統合、競合を軸に見るとよい。
人工関節の埋め込み機器と、けがの予防やリハビリの用具という、手術の前後を一貫して支える二つの事業を併せ持つ点が最大の特徴。買収で、手や足など末端の関節の分野を大きく広げた。総合の大手の四強とは異なる、特定の領域に絞った中堅として、整形外科の機器とリハビリを束ねる立ち位置にいる。
骨や関節に関わる医療機器を作り、売るのが事業の柱。柱は二つで、股関節や膝、肩、足などの人工関節を外科手術で埋め込む再建の事業と、けがの予防やリハビリに使う装具、冷温の療法、電気の刺激の機器を提供する事業からなる。もとは産業の会社から分離して再出発し、買収で人工関節の分野を大きく広げた。整形外科の埋め込み機器とリハビリ用具の販売で稼ぐ構造になっている。
人工関節には、規模で勝る大手の四強がひしめき、その競争が激しい弱点を抱える。手術を支援するロボットへの流れに乗り遅れれば、シェアを奪われる。買収した人工関節の会社の統合に失敗すれば、価値の見直しによる損失を招く。景気の悪化は、急がない手術を先送りさせる。買収で膨らんだ重い借入と金利の負担も逆風になる。
配当を出さず、現金を人工関節の成長への投資と、買収で膨らんだ借入の削減に充てる経営。産業の会社から分離した後、整形外科に集中して規模を広げた。買収した人工関節の事業の統合を進めつつ、手術の前後を一貫して支える強みを生かして、大手の四強の市場を切り崩す方針が特徴になっている。
自己資本と現金は厚めだが、本業は赤字で資金を消費している段階です。黒字化の道筋が焦点になります。
前年比。3年の年平均は 12.9%
売上から原価を引いた、商品そのものの儲けの厚さ
本業でどれだけ稼げているか。マイナスは本業赤字
株主のお金をどれだけ効率よく利益に変えたか
本業で実際に生まれた現金。利益と違い会計の調整を含まない
営業CFから設備投資を引いた、自由に使える現金
フリーCFがプラスで、現金を生み出せている状態
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
Enovis は、人工関節などの整形外科の埋め込み機器と、装具や電気療法のリハビリ用具を併せ持つ中堅の医療機器だ。
最大の特徴は、手術の前後を一貫して支える人工関節とリハビリ用具の二つの事業と、買収で広げた末端の関節の分野にある。一方で規模で勝る大手四強との激しい競争が最大の弱点で、手術支援ロボットへの流れの乗り遅れ、買収の統合の失敗と価値の見直し、景気による手術の先送り、買収で膨らんだ重い借入も弱みになる。ENOV を読むときは、手術件数と買収の統合、競合を軸に見るとよい。
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