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Enovis人工関節の埋め込み機器と、けがの予防やリハビリの用具という、手術の前後を一貫して支える二つの事業を併せ持つ点が最大の特徴。買収で、手や足など末端の関節の分野を大きく広げた。総合の大手の四強とは異なる、特定の領域に絞った中堅として、整形外科の機器とリハビリを束ねる立ち位置にいる。
骨や関節に関わる医療機器を作り、売るのが事業の柱。柱は二つで、股関節や膝、肩、足などの人工関節を外科手術で埋め込む再建の事業と、けがの予防やリハビリに使う装具、冷温の療法、電気の刺激の機器を提供する事業からなる。もとは産業の会社から分離して再出発し、買収で人工関節の分野を大きく広げた。整形外科の埋め込み機器とリハビリ用具の販売で稼ぐ構造になっている。
人工関節には、規模で勝る大手の四強がひしめき、その競争が激しい弱点を抱える。手術を支援するロボットへの流れに乗り遅れれば、シェアを奪われる。買収した人工関節の会社の統合に失敗すれば、価値の見直しによる損失を招く。景気の悪化は、急がない手術を先送りさせる。買収で膨らんだ重い借入と金利の負担も逆風になる。
配当を出さず、現金を人工関節の成長への投資と、買収で膨らんだ借入の削減に充てる経営。産業の会社から分離した後、整形外科に集中して規模を広げた。買収した人工関節の事業の統合を進めつつ、手術の前後を一貫して支える強みを生かして、大手の四強の市場を切り崩す方針が特徴になっている。
手術件数と、買収の統合、競合に依存する。高齢化で整形外科の手術の件数が増えるか、買収で広げた人工関節の事業をうまく束ねられるか、装具やリハビリの用具の需要が保たれるか、そして規模で勝る大手の四強との競争に耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.5B(39%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$36M
- 他の流動資産$1.2B
- 固定資産$2.6B
- 流動負債$598M
- 長期借入金$1.3B
- 短期借入金$35M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.2B
- 売上成長率
- 6.7%
- 粗利率
- 59.8%
- 営業利益率
- −50.0%
- 純利益率
- −52.7%
- ROE
- −79.5%
- ROIC
- −31.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $217M
- フリーCF
- $20M
- 営業CFマージン
- 9.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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