ENPH
Enphase Energyパネル一枚ごとに取り付けるマイクロインバーターという独自方式で、発電効率と安全性、設計の柔軟さに優れる点が強み。変換装置から蓄電、管理ソフトまで揃え、家庭の太陽光・蓄電を一つの仕組みとして提供できる。高い技術とブランドで、住宅用太陽光の機器で世界的な地位を築いた立ち位置にいる。
太陽光パネルが作る電気を、家庭で使える交流電流に変える小型の変換装置(マイクロインバーター)の販売が収益の柱。パネル一枚ごとに取り付ける独自の方式で、発電の効率と安全性を高める。これに、家庭用の蓄電池や、電力を管理するソフトが加わる。住宅用の太陽光発電と蓄電の仕組みを支える機器を売って稼ぐ構造になっている。
金利の上昇で太陽光の設置ローンが組みにくくなると、需要が一気に冷える。補助の縮小や、電力会社が太陽光の余剰電力を買い取る条件の悪化も、需要を鈍らせる。住宅太陽光は政策と金利に敏感で、業績が大きく振れる。安価な競合製品との価格競争や、在庫の調整も、収益の重しになりうる。市況の波が荒い。
配当を出さず、利益を製品の技術開発と、蓄電・ソフトの強化、海外展開に振り向ける成長志向の経営。住宅用太陽光の市況で大きく振れる需要に対し、独自方式の技術的な優位を保ち、蓄電や管理ソフトへ広げて一軒あたりの収益を高めながら、世界の太陽光需要を取り込んで稼ぐ方針が特徴。
住宅用太陽光の需要と、金利、補助・政策、電力料金に依存する。住宅に太陽光と蓄電を導入する需要が伸びるか、金利が低く設置のローンを組みやすいか、太陽光を後押しする補助や政策が続くか、そして電力料金の高さが太陽光の魅力を高めるかが、業績を左右する大きな前提になる。住宅太陽光の市況が収益を左右する。
バランスシート (要約)
資産 $3.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.1B(31%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$474M
- 他の流動資産$2.1B
- 固定資産$903M
- 流動負債$1.3B
- 長期借入金$572M
- 短期借入金$632M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.5B
- 売上成長率
- 10.7%
- 粗利率
- 46.6%
- 営業利益率
- 10.7%
- 純利益率
- 11.7%
- ROE
- 15.8%
- ROIC
- 5.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $137M
- フリーCF
- $96M
- 営業CFマージン
- 9.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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