配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
乾電池という景気に左右されにくい日用の必需品で、世界二強の一角という確かな地位を持つ点が最大の強み。長く親しまれたブランドの力で、量販店の棚を押さえる交渉力を持つ。乾電池に加え、自動車の手入れ用品という別の柱を併せ持つ、二つの軸で安定した需要を取り込む中堅消費財の立ち位置にいる。
乾電池を作り、売るのが事業の柱。看板のブランドを抱え、家庭で使うアルカリ乾電池やリチウム電池、懐中電灯で、もう一つの大手と並ぶ世界二強の一角を占める。量販店やネット通販を通じて世界で販売する。これに加え、買収で取り込んだ、自動車の内装や外装を手入れする洗浄剤や添加剤のブランドも手がける。乾電池と自動車の手入れ用品の販売で稼ぐ構造になっている。
充電できる電池の普及や、電子機器が電池を内蔵する流れは、使い切りの乾電池の市場を長い目で細らせる構造的な逆風になる。もう一つの大手や、量販店やネット通販の安い自社ブランドとの価格の競争も激しい。自動車の手入れ用品の買収で膨らんだ重い借金は、金利の負担として経営の足かせになる。原料費や関税の変動も採算を揺らす。
配当を長く続けながら、買収で膨らんだ重い借金の圧縮を最優先に置く経営。乾電池と自動車の手入れ用品の二つの軸を回し、量販店の安い自社ブランドに対抗する。安定した需要を生かして着実に現金を生み、財務の健全さを取り戻すことを重んじる方針が特徴になっている。
乾電池の需要と、原料費、借金の圧縮に依存する。日用の必需品である乾電池の世界の需要が保たれるか、亜鉛や銅などの原料費の変動を価格に反映できるか、もう一つの大手や量販店の安い自社ブランドとの価格と棚の争いに耐えられるか、そして買収で膨らんだ重い借金を圧縮できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $4.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $170M(4%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
読み込み中…