ENS
EnerSys産業用バッテリーという専門分野で世界大手の規模を持ち、フォークリフトから通信、防衛まで幅広い用途に対応できる点が強み。バッテリーは交換需要が繰り返し生まれ、安定した収益をもたらす。物流の自動化や通信インフラの整備、電動化という長期の需要を取り込め、専門特化で確かな地位を築いた立ち位置にいる。
倉庫のフォークリフトを動かす動力用バッテリーや、通信基地局・データセンターの非常用電源、防衛・航空向けの特殊なバッテリーの販売が収益の柱。産業の現場で電気を蓄え、安定して供給する役割を担う。バッテリー本体に加え、充電器や交換、保守のサービスが繰り返し売れる。産業用の蓄電という専門分野で稼ぐ構造になっている。
景気後退で産業の設備投資や通信インフラの整備が冷えると、バッテリーの需要が鈍る。鉛など原材料の価格上昇を価格に転嫁しきれないと、利益率が圧迫される。リチウムイオン電池への移行で従来製品が押される懸念や、競合との競争も、収益の重しになりうる。設備投資の波に業績が左右される面を持つ。
配当を出しつつ、リチウムイオン電池への対応と、通信・産業向けの強化、効率的な生産に力を入れる経営。設備投資で振れる需要を、交換需要と幅広い用途で和らげ、電動化やインフラ整備という追い風を取り込みながら、産業用バッテリーの専門性を生かして着実に稼ぐ方針が特徴。
産業の設備投資と、通信インフラの整備、バッテリーの交換需要に依存する。倉庫の自動化や物流が活発でフォークリフト用の需要が伸びるか、通信網やデータセンターの整備で電源需要が増えるか、リチウムイオン電池への移行に対応できるか、そして交換需要を取り込めるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.9B(48%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$439M
- 他の流動資産$1.7B
- 固定資産$1.9B
- 流動負債$804M
- 長期借入金$1.1B
- 短期借入金$29M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.8B
- 売上成長率
- 3.7%
- 粗利率
- 29.3%
- 営業利益率
- 11.4%
- 純利益率
- 7.8%
- ROE
- 15.4%
- ROIC
- 11.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $548M
- フリーCF
- $468M
- 営業CFマージン
- 14.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $38M
- 配当性向
- 13.0%
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