
EPAC
Enerpac Tool Group高圧の油圧によるボルト締めと重量物の持ち上げという、専門の工具に絞り込んだ純度の高さが最大の強み。失敗の許されない現場で信頼を積み、百を超える国の販売と保守の網を持つ。非中核の事業を売却して専業化を完成させ、産業の保守という繰り返しの需要に特化した立ち位置にいる。
石油精製所や発電所、原発、造船の現場で、巨大なボルトを正確に締めたり、重い設備を持ち上げたりするための高圧の油圧ポンプや工具を作って売るのが収益の柱。失敗の許されない大規模な保守や定期点検の現場向けに供給する。百を超える国の販売網と保守の体制を持つ。設備の定期的な保守という繰り返しの需要に応えて稼ぐ構造になっている。
石油精製所や発電所の定期点検が先送りされると、工具の需要がまとまって細る。造船や産業の景気が冷えれば受注が落ちる。同業の油圧工具のメーカーとの競争は価格を圧迫する。事業を絞り込む過程の費用や、特定の産業への偏りも採算を揺らす。原材料費の上昇も利益を押し下げる。
配当を続けながら、専門の油圧工具に事業を絞り込む経営。非中核の事業を整理し、産業の保守という中核に資源を集める。長く続く配当と自社株買いで還元しつつ、選別的な買収で品揃えを補い、専業の強みを磨く方針が特徴になっている。
設備の保守の活動と、産業の設備投資、競合との競争に依存する。石油精製所や発電所の定期点検と保守の活動が活発か、造船や風力、航空の組立の需要が伸びるか、世界の産業の設備投資が保たれるか、そして同業の工具メーカーに押されないかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $828M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $434M(52%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$152M
- 他の流動資産$225M
- 固定資産$452M
- 流動負債$137M
- 長期借入金$182M
- 短期借入金$8M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $617M
- 売上成長率
- 4.6%
- 粗利率
- 50.5%
- 営業利益率
- 21.6%
- 純利益率
- 15.0%
- ROE
- 21.4%
- ROIC
- 16.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $111M
- フリーCF
- $92M
- 営業CFマージン
- 18.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $2M
- 配当性向
- 2.3%
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