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強み

単価の安さではなく、開発の難度と質で選ばれてきた技術者集団のブランドが最大の強み。東欧の理数系人材を組織化した独自の出自を持ち、危機下でも納品を続けた実行力が信頼を高めた。AIを開発工程に組み込み、人数売りから成果売りへの転換をリードできれば、受託の再定義側に回れる立ち位置にいる。

成長ドライバー

大企業のソフトウェア開発やデジタル化の案件を、設計から実装まで請け負う報酬が収益の柱。東欧を中心とした高度な技術者集団で知られ、金融や小売、ヘルスケアの大企業のシステムを作り込む。単純な保守の外注ではなく、難度の高い開発に強い。技術者の時間と成果物を提供して稼ぐ構造になっている。

リスク

景気後退で企業がデジタル投資を絞ると、案件の縮小と単価の圧迫が同時に来る。ウクライナでの戦争は本拠地の技術者集団を直撃し、再配置の負担を負った経緯がある。生成AIがコード生成を担うほど、人数×時間で課金する受託モデルの土台が揺らぐ。この構造転換が最大の長期リスクだ。

経営の癖

配当を出さず、利益を人材の確保・再配置と、AI開発基盤への投資、買収による能力拡張に振り向ける経営。地政学の混乱を世界分散で乗り越えながら、AI時代の受託開発の形を自ら作り、難度の高い案件で単価を守る方針が特徴になっている。

読みの軸

企業のIT投資と、技術者の確保・稼働、地政学の安定、AIへの対応に依存する。大企業がデジタル投資を続けるか、ウクライナ周辺に集中していた技術者の再配置が機能するか、優秀な人材を確保し稼働率を保てるか、そしてAIによる開発の自動化を味方にできるかが、業績を左右する大きな前提になる。

バランスシート (要約)

資産 $4.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.7B(75%)。

財務状態スコア
A+非常に健全

借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準

資産 (合計)
$4.9B前期比 +3.2%
1,180位 / 4,281社
  • 現金・現金同等物$1.3B
  • 他の流動資産$1.2B
  • 固定資産$2.4B
負債 (合計)
$1.2B前期比 +9.2%
1,722位 / 4,239社
  • 流動負債$977M
  • 長期借入金$25M
純資産
$3.7B前期比 +1.3%
637位 / 4,239社
自己資本比率の推移
2021
71%
2022
75%
2023
80%
2024
76%
2025
75%

この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。

収益性 (TTM)

売上高
$5.5B
634位 / 3,391社
売上成長率
15.4%
粗利率
—
営業利益率
9.5%
純利益率
6.9%
ROE
10.3%
ROIC
11.1%
売上の5年推移

キャッシュフロー (TTM)

営業CF
$655M
750位 / 4,104社
フリーCF
$613M
529位 / 3,300社
営業CFマージン
12.0%
現金燃焼
なし(CFは流入)
フリーCFの5年推移

配当

無配

配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。

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文・sodate 編集部最終更新 出典: SEC EDGAR — EPAM Systems の提出書類
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