EQ
Equilliumパイプラインの中身はすべて他社から買ってきたもので、自前の研究室から育て上げた候補は現在の主力に一本も残っていない。
製品の売上はなく、活動資金は増資で賄う。2024年10月にAriagenを買収してAhR調整薬EQ504の全世界の権利を、2022年2月にBionizを買収して経口候補EQ302を手に入れた。
2本の候補はどちらもまだ人に投与した段階に達しておらず、前臨床で止まったまま終わる可能性がある。過去にはナスダックの上場基準を満たせなくなった時期もあり、増資を重ねるたび既存株主の持ち分は薄まる。
前臨床の2本に資源を絞り、買収で得た残りの資産は追いかけるのをやめた。運転資金は私募増資で細かくつなぐやり方を続けている。
先へ進めるかどうかは、潰瘍性大腸炎などを狙うEQ504の第1相試験にかかっている。2025年8月の私募増資には追加で最大$20Mを引き出せる枠が残るが、試験の開始と株価という条件を満たさなければ使えない。
この会社をどう読むか
Equillium がいま抱えている薬の候補は、2本とも自社で発明したものではない。2024年にAriagen、2022年にBionizと、会社ごと買い取って手に入れたものだ。
看板のEQ504は免疫の経路AhRを狙う候補で、人に投与する最初の試験は2026年半ばの予定にある。売る製品を持たない以上、この試験のデータと次の資金が届くかどうかが、会社が続くかどうかそのものになる。
バランスシート (要約)
資産 $32M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $29M(90%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$30M
- 他の流動資産$761K
- 固定資産$849K
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −78.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$23M
- フリーCF
- −$23M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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