安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
創業から二十年余りで、小さな地方銀行を次々と買収して中西部や南西部の六つの州へ広げてきた、買収を重ねる成長の手法が最大の特徴。地域に密着した支店の網を持つ。規模で勝る中西部の大手とは異なり、小規模な地銀の買収の案件を取り込む機動力を持つ。創業者が率いる、買収による成長を旨とする地方銀行の立ち位置にいる。
カンザス州を本拠に、ミズーリやアーカンソー、オクラホマなど中西部や南西部の六つの州で、個人や中小企業から預金を集め、それを融資に回して利ざやを得るのが事業の柱。事業や商業用の不動産への融資に加え、とうもろこしや大豆、畜産の農家への農業融資、富裕層向けの信託も手がける。創業以来、小さな地方銀行を次々と買収して規模を広げてきた。集めた預金と貸出の金利差で稼ぐ構造になっている。
中西部や南西部の農業の景気が低迷すれば、農業融資の貸し倒れが増える弱点を抱える。商業用の不動産の市況の悪化も損失を招く。金利の急な変動は利ざやを揺らす。成長を買収に頼るため、買収先の統合に失敗したり、価値の見直しの損失が出たりする恐れがある。中西部の数多くの地方銀行との買収の案件の争いも激しい。
配当を出し増やしながら、創業以来の小さな地方銀行の買収による成長を続ける経営。創業者が長く率い、規律ある買収と、買収先の統合を進める。中西部や南西部の地域に密着した融資を軸に、農業融資や信託も手がけつつ、自社株買いも交えて株主に報いる方針が特徴になっている。
地域経済と、農業、買収の継続に依存する。地盤とする中西部や南西部の商業の活動と農業の景気が保たれるか、金利の水準が利ざやに有利に働くか、小さな地方銀行を買収する案件が続いてうまく統合できるか、そしてとうもろこしや畜産の価格が農業融資の健全さを支えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $6.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $732M(11%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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