EQS
Equus Total Return大手ファンドが相手にしない企業価値$5M~$75Mの層に的を絞る事業開発会社(BDC)でありながら、上場株の売買まで同じ器で行う運用の幅を持つ。2024年末に投資会社向けの税優遇を自ら手放した点も、同じ枠組みの同業とは違う。
企業価値が$5M~$75Mという小さな会社を相手に、社債でも優先株でも普通株でも形を選ばず出資し、値上がり益や利息、売却益を積み上げる。上場株の売買も同じ器の中で行う。
売買が細く、株価が中身の資産価値より割安に放置されやすい。非上場株は市況が冷えると売却の機会そのものが消え、値上がり益を実現できないまま時間だけが過ぎる。
保有先を絞り、価値が上がるまで腰を据えて待ってから売却する、動きの少ない運用に徹している。利益を毎年配るのではなく、純資産そのものを厚くする形で報いる立て付けを採る。
非上場企業の株式は買い手が現れるまで現金化できず、投資先の業績と市況の両方が値段を決める。運用資産が小さいため、数えるほどの投資先の成否がそのまま純資産に跳ね返る。
この会社をどう読むか
出発点は1991年に組まれた投資パートナーシップで、翌年に法人へ組み替えられた。2006年にはEquus II Incorporatedから現在の社名へ改め、値上がり益だけでなく利息や配当も合わせて狙う運用へ看板を掛け替えている。
30年以上を経ても運用資産は小さいままで、拠点はヒューストンの一室にとどまる。2024年10〜12月期には投資会社に認められる税優遇の資格を自ら外し、通常の法人税を払う道を選んだ。
バランスシート (要約)
資産 $21M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $17M(78%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$133K
- 長期借入金$2M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −85.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$2M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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