ERO
Ero Copper鉱山会社の多くがカナダや豪州の鉱区を主戦場にするなか、鉱山も経営陣もブラジルに集約した点が異色だ。役員はブラジル現地語に通じ、取締役会は四半期ごとに現地の技術報告を受けて運営に目を配る。
主力の産物は銅で、カライーバ鉱山群とトゥクマ鉱山から出る。シャバンチナ鉱山では金を掘り、銀は副産物として出てくる。掘り出した金属をその時々の相場で売る、地金屋に近い稼ぎ方だ。
銅相場が急落すれば利益は一気に細る。鉱山は掘り進むほど良質な鉱石が減り、費用がかさむ性質を持つ。ブラジル一国に集中している分、現地の税制や通貨レアルの動き、環境規制の変化もまともに受ける。
稼いだ分は配当に回さず、新しい鉱床の探索と既存鉱山の拡張に振り向ける。ブラジルの現場への実地の目配りを重んじ、本社と現地をつなぐ役を経営陣の中に明確に置いている。
銅の国際相場と、鉱山から実際に取り出せる量に業績が直結する。カナダとブラジルをまたぐ運営のため、資金や意思決定がブラジルの現場まで滞りなく届くかも成績を左右する。
この会社をどう読むか
カナダで上場している会社だが、Ero Copperの鉱山も従業員も経営の実務も、置かれているのはブラジル一国だけだ。
銅を出すカライーバとトゥクマ、金を出すシャバンチナという三つの現場を抱え、掘った金属をその時々の相場で売る。二枚看板があっても、業績を動かすのは銅の国際相場と掘り出せる量の二点に尽きる。相場に振られる性格は隠しようがない会社である。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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