
ESI
Element Solutions製品全体に占める割合は小さいが性能を左右する、専門性の高い化学品に特化する点が強み。少量でも欠かせない素材ゆえ、いったん採用されると切り替えにくく、価格競争に巻き込まれにくい。電子化や高機能化という長期の流れに沿って需要が伸び、高い利益率を保ちやすい立ち位置にいる。
電子基板や半導体の製造に使うめっき・接合用の化学品と、金属の表面を処理したり保護したりする化学品の販売が収益の柱。スマホや自動車、産業機器を作る現場で、部品の性能や耐久性を高めるために少量ずつ使われる。製品全体のコストに占める割合は小さいが、性能を左右する重要な素材として、専門性の高い化学品で稼ぐ構造になっている。
景気後退で電子機器や自動車の生産が落ちると、化学品の需要が連動して鈍る。半導体やスマホの需要の波を受けやすい。原材料費の上昇を価格に転嫁しきれない局面や、技術の世代交代、特定の用途への需要の偏りも、収益の重しになりうる。最終製品の生産活動に業績が左右される構造を持つ。
配当を出しつつ、高機能な化学品の開発と、買収による事業拡大、効率的な生産に力を入れる経営。電子化や高機能化の流れを取り込み、少量でも欠かせない専門素材という強みを生かして高い利益率を保ちながら、買収で事業を広げて稼ぐ方針が特徴になっている。
電子機器や自動車の生産と、表面処理の需要、技術の進化に依存する。スマホや半導体、自動車が活発に作られるか、電子化や高機能化で高度な化学品の需要が増えるか、技術で他社に差をつけられるか、そして原材料費を価格に転嫁できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $5.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.7B(52%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$627M
- 他の流動資産$956M
- 固定資産$3.5B
- 流動負債$430M
- 長期借入金$1.6B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.6B
- 売上成長率
- 3.8%
- 粗利率
- 42.0%
- 営業利益率
- 13.4%
- 純利益率
- 7.5%
- ROE
- 7.1%
- ROIC
- 6.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $78M
- 配当性向
- 40.8%
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