ETS
Elite Express Holdingアマゾンの自前配送網やUPSのような総合宅配業者とは違い、FedExの下請けとして最後の一区間だけを担う専属契約に事業のすべてを賭けている。ブランドは前面に出ず、FedExの看板の下で働く受託に徹する。
収入はFedExとの契約に基づく固定の週次サービス料と、配達実績に応じた出来高払いの組み合わせ。1日あたり1,100〜1,700件の配達先を回り、繁忙期には1日2,000件近くまで増える。
唯一の取引先であるFedExが契約を更新しない、または条件を切り下げれば、代わりの取引先を持たない同社の売上はそのまま細る。直近の各期はいずれも赤字で、2025年11月期の純損失は$2.0Mに膨らんだ。
2020年5月に事業を始めたばかりで、燃料費の変動には電気自動車の導入検討で対応しようとしているが、まだ実績は乏しい。地域を広げるより、FedExとの契約を維持することを優先する。
売上のほぼ全てが唯一の取引先であるFedExとの契約次第で、FedEx側が一方的に料金体系を見直す権利を持つ。実際に2024年10月にはFedExが週次の固定サービス料を約10.1%引き下げており、この種の減額はいつでも起こりうる。
この会社をどう読むか
Elite Expressは「宅配会社」と名乗るが、実際には特定の一社、FedExの下請けとしてしか存在しない会社だ。
FedExとの契約に基づき、カリフォルニアの一部地域で配送拠点から各家庭までの最後の区間だけを担う。2024年10月にはFedEx側が一方的に週次の固定料金を約10.1%引き下げた実例があり、唯一の取引先に依存するもろさは、すでに一度、数字になって表れている。
バランスシート (要約)
資産 $14M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $13M(96%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$1M
- 他の流動資産$11M
- 固定資産$1M
- 流動負債$513K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3M
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- 0.7%
- 営業利益率
- −93.9%
- 純利益率
- −82.0%
- ROE
- −16.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$3M
- フリーCF
- −$3M
- 営業CFマージン
- −105.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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