
景気敏感な事業で、配当も出す会社
セメントは重く長距離輸送に向かないため、工場の周辺地域で強い価格支配力を持てる点が最大の強み。地域に密着した工場網で、輸送コストの面で輸入や遠方の競合に優位に立てる。セメントと石膏ボードという建設の基礎素材を併せ持ち、米国の建設・インフラ需要を取り込める、効率の良い建材大手の立ち位置にいる。
建設に欠かせないセメントと、住宅の壁や天井に使う石膏ボードの製造・販売が収益の柱。これに、コンクリートや骨材、油田で使う砂などが加わる。セメントは重く長距離輸送に向かないため、工場の周辺地域で強い価格支配力を持つ。建設・インフラの需要に乗って、セメントと石膏ボードを供給して稼ぐ構造になっている。
景気後退や金利上昇で建設・住宅が冷えると、セメントと石膏ボードの需要が落ち込む。セメントの市況や、住宅着工の落ち込みは採算を直接圧迫する。製造に多くのエネルギーを使うため、燃料費の高騰は費用を押し上げる。輸入セメントとの競争や、需要の地域差も、収益の重しになりうる。市況と建設需要の波に左右される。
配当を出しつつ、工場の効率的な運営と、地域での価格支配力の維持、自社株買いに力を入れる経営。重く運びにくいセメントの地域での優位を生かし、建設・インフラ需要を取り込みながら、エネルギーコストを管理して高い採算を保ち、株主に還元する方針が特徴になっている。
建設・インフラの需要と、セメントの地域価格、住宅市場、エネルギーコストに依存する。建設やインフラ整備が活発でセメントの需要が強いか、工場周辺で価格を保てるか、住宅市場が良く石膏ボードが売れるか、そして製造に使うエネルギーのコストを抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $3.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.5B(38%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
読み込み中…