
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
毎月の注射が当たり前だった領域に、一度の処置で数か月効き続ける挿入剤で挑む発想そのものが違う。同じ持続放出の技術ですでに承認薬を世に出した実績を持つ点も、臨床段階のバイオとしては数少ない。
いま実際に入ってくる収入の中心は、承認済みの眼科薬YUTIQとDEXYCUの製造・供給だ。供給先は提携先のOcumension Therapeuticsで、規模はまだ小さい。本命はまだ開発中のDURAVYUで、体内で分解される挿入剤Durasert Eにチロシンキナーゼ阻害薬を封じ込め、眼球内でゆっくり溶かし続ける仕組みを狙う。
主力候補が既存の月一回注射薬に見劣りすれば、会社の値打ちの大半が消える。加えてDEXYCUの販売促進の手法をめぐって司法省の調査を受け、決着に向けた協議が続いている。YUTIQの製造でも2024年7月にFDAから警告書を受け、是正計画を実行した経緯がある。
資金と人員は、後期試験を予定どおり終えることに一点集中で振り向けられている。並行して司法省との協議と製造上の是正という、進めても株価には報われにくい後始末もこなしており、この二正面の抱え方がいまの経営の実像に近い。
2026年に出る第3相の主要結果と、その先の承認までたどり着けるかがすべてを決める。2025年末の手元資金$306.1Mは2027年第4四半期まで持つ計算で、その間に結果を出せるかが分かれ目になる。
資産 $364M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $306M(84%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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