EZRA
Reliance Global Group同じ保険代理店の買収集約でも、その現金を人工知能やサイバーセキュリティ、医療技術の企業の過半数取得へ回す点が他と違う。2026年に掲げたScale51は、少数出資でなく経営権まで取りに行くという名前どおりの方針だ。
これまでは卸と小売の保険代理店を買収して束ね、保険販売の手数料と自社の保険向けソフトの利用料で稼いできた。2025年にFortman Insurance Servicesなどの仲介事業を売って借入を返し、いまは技術系企業への出資を並走させている。
2025年7月にはSpetner Associatesの買収契約が解約され、予定した取引が土壇場で流れる事態は実際に起きている。保険代理店の運営と技術系新興企業への出資という性格の違う二つを同時に抱えるため、どちらかの資金繰りが詰まれば全体に及ぶ。
2025年9月に手元資金の一部を暗号資産へ振り向ける方針を採り、助言のための委員会も設けた。2026年1月にはEZRA Internationalという新しい受け皿を作り、ティッカー変更と合わせて看板そのものを塗り替えている。
当面の運転資金は、残した保険代理店群が生む手数料で賄えるかどうかで決まる。加えて2025年8月にWhite Lion Capitalと結んだ最大$10Mの株式売却枠を、新規投資の原資として実際に引き出せるかにかかる。
この会社をどう読むか
2013年にフロリダで設立されたときの社名はEthos Media Networkで、保険とは縁がなかった。2018年に支配権が移ってReliance Global Groupとなり、地域の独立保険代理店を買い集める会社になった。
3度目の衣替えは2026年1月26日で、ティッカーがRELIからEZRAへ変わった。仲介事業の一部を売って借入を返し、暗号資産への投資方針を採り、2026年2月にはサイバーセキュリティ企業Enquantumの株式取得契約にまで進んでいる。
バランスシート (要約)
資産 $14M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $6M(47%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$1M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$9M
- 流動負債$2M
- 長期借入金$4M
- 短期借入金$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $12M
- 売上成長率
- −11.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −72.5%
- 純利益率
- −56.2%
- ROE
- −108.7%
- ROIC
- −61.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$3M
- フリーCF
- −$3M
- 営業CFマージン
- −24.9%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- $388K
- 配当性向
- —
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