
安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
権原保険という、米国の不動産取引に必須の分野で全米屈指のシェアを持つ点が最大の強み。取引のたびに必要となるため安定した需要があり、長年蓄積した不動産の記録データが参入障壁になる。少数の大手で市場を分け合う寡占的な構造で、決済サービスも併せ持ち、不動産取引を幅広く支える立ち位置にいる。
不動産の売買や住宅ローンの際に必要となる権原保険(その不動産の所有権に問題がないことを保証する保険)の保険料が収益の柱。取引のたびに加入されるため、住宅の売買や借り換えが増えるほど収入が伸びる。これに、取引の決済を仲介するサービスや、預かった資金の運用益が加わる。不動産取引に欠かせない権原保険で稼ぐ構造になっている。
住宅ローン金利の上昇や景気後退で住宅取引が冷えると、権原保険の収入が大きく落ち込む。住宅取引は金利の波で激しく振れ、業績もそれに連動する。固定費が一定かかるため、取引が減ると採算が悪化しやすい。不動産市況の悪化や、預かり資金の運用環境の悪化も、収益の重しになりうる。
配当を出しつつ、権原保険の効率的な運営と、決済サービスの強化、データの活用に力を入れる経営。住宅取引で振れる権原保険を、蓄積したデータと寡占的な地位で守りながら、決済サービスや運用益も組み合わせ、取引の波に備えて着実に稼いで株主に還元する方針が特徴になっている。
住宅取引の活発さと、住宅ローン金利の水準に依存する。住宅の売買や借り換えが活発だと権原保険の加入が増える。金利が低いほど取引が活発になる。取引件数の動向や、預かり資金の運用環境、決済サービスの需要が、業績を左右する大きな前提になる。住宅市況が収益の土台になる。
資産 $16.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5.5B(34%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
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