FBLG
FibroBiologics幹細胞ではなく線維芽細胞という、これまで脇役扱いされてきた細胞を中心に据える。手術で余った皮膚組織から採れ、幹細胞より培養の手間が少ないという触れ込みが、この会社の技術基盤そのもの。
収入源はまだ立っていない。皮膚の下にどこにでもある線維芽細胞を治療に転用する構想で、傷を治すCYWC628やCybroCellなど複数の候補を並行して臨床試験にかけている。当面の資金は増資と提携金に頼る。
傷の治療から多発性硬化症、椎間板の変性、がん、胸腺の若返りまで狙う病気の幅が広く、どれか一つが実用化する前に資金が尽きる展開があり得る。線維芽細胞を治療に使う手法自体、他社の承認実績が乏しく規制当局の判断基準が読みにくい。
稼いだ金ではなく集めた金を使う段階で、その大半は臨床試験と特許の防衛に向かう。複数の候補を同時に走らせる方針で、当たれば大きいが外れれば総倒れになりやすい進め方を取る。
初期段階の試験で効果と安全性を示せるかどうかが出発点になる。手元資金は限られ、開発を続けるには株式の追加発行を重ねるほかなく、市場がそれに応じ続けるかも同じくらい重い。
この会社をどう読むか
FibroBiologicsは「また新しい細胞療法のベンチャー」に見えて、狙う細胞が幹細胞ではなく線維芽細胞という点で一線を画す。
2021年に親会社FibroGenesisから特許を譲り受けて生まれた会社で、一つの細胞技術を傷の治癒、多発性硬化症、椎間板の変性、胸腺の若返りへと横展開する。的を広げるほど当たる確率は上がる、というのがこの戦略の建前だ。ただし承認前の企業が同時に抱えられる開発費には限りがあり、絞り込みが遅れれば資金のほうが先に尽きる。
バランスシート (要約)
資産 $10M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $6M(64%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$3M
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −302.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$16M
- フリーCF
- −$17M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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