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強み

人口が流入する両カロライナに地盤を絞り、買収を重ねて規模を積み上げた成長の地盤が最大の強み。大手の合併で顧客がこぼれる市場で、地元決定の速さを保つ受け皿になる。九十年を超える歴史と長い連続増配の実績を持ち、成長地域で着実に伸びる地銀の立ち位置にいる。

成長ドライバー

両カロライナで集めた預金を、地元の中小企業や個人に貸し出す利ざやが収益の柱。商業向けの融資と商業用不動産、住宅ローンが中心になる。資産運用や信託、保険の手数料も加わる。人口が流入する地域の小さな銀行を次々と買収して支店網を広げてきた。地縁の深い低コストの預金を元手に、堅実な融資で稼ぐ構造になっている。

リスク

景気後退で地元企業の貸し倒れが増えると、利益が直接傷む。都市部のオフィス向けなど商業用不動産への融資は空室率の上昇局面で重荷になる。金利の急変は利ざやと保有する債券の評価を揺らす。買収頼みの拡大は高値づかみや統合の失敗が高くつき、東海岸のハリケーンも地盤を脅かす。

経営の癖

配当を長く続けながら、地場の銀行の買収で営業地盤を広げる経営。融資の審査の規律と経費の管理を保ち、統合を丁寧に進める。資産運用や信託の手数料事業を育てつつ、両カロライナの人口流入という追い風を取り込む方針が特徴になっている。

読みの軸

両カロライナの経済と、買収の統合、金利水準に依存する。都市圏に人と企業が集まる地域の成長が融資を生むか、買収した銀行の顧客と人材を逃さず統合できるか、金利の変動を利ざやの管理でこなせるか、そして商業用不動産向け融資の質を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。

バランスシート (要約)

資産 $12.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.7B(13%)。

財務状態スコア
B+概ね良好

自己資本比率は同業の中央値を上回る

資産 (合計)
$12.7B前期比 +4.3%
653位 / 4,281社
  • 現金・現金同等物$310M
負債 (合計)
$11B前期比 +2.9%
531位 / 4,239社
  • 長期借入金$75M
純資産
$1.7B前期比 +14.4%
1,077位 / 4,239社
自己資本比率の推移
2021
12%
2022
10%
2023
11%
2024
12%
2025
13%

この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。

収益性 (TTM)

売上高
$68M
2,620位 / 3,391社
売上成長率
−3.6%
粗利率
—
営業利益率
—
純利益率
164.2%
ROE
6.7%
ROIC
—
売上の5年推移

キャッシュフロー (TTM)

営業CF
$203M
1,366位 / 4,104社
フリーCF
$199M
982位 / 3,300社
営業CFマージン
300.4%
現金燃焼
なし(CFは流入)
フリーCFの5年推移

配当

配当総額(年間)
$37M
配当性向
33.6%
配当の5年推移

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文・sodate 編集部最終更新 出典: SEC EDGAR — First Bancorp の提出書類
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