まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
遺伝子を運ぶ運び屋を、進化を模した手法で臓器ごとに最適化する独自の技術が最大の特徴。汎用の運び屋を使う多くの競合と違い、目や肺、心臓それぞれに届きやすい運び屋を作り分ける。複数の臓器の病を同時に狙う。大学の研究室に由来する独自の技術を持つ。一般の遺伝子治療のバイオとは異なる、運び屋を臓器ごとに最適化する小型のバイオの立ち位置にいる。
まだ承認薬を持たず、遺伝子治療の薬の候補を開発する臨床段階のバイオで、収入はほとんどない。事業の中核は、治療に必要な遺伝子を細胞へ運ぶ運び屋を、進化を模した独自の手法で、目や肺、心臓といった臓器ごとに届きやすく最適化する技術にある。看板は、目の網膜の病に一回の注射で効くことを狙う候補で、これに肺の遺伝の病や、心臓の病の候補が続く。製薬大手との提携の収入も一部を補う。承認後の薬の売上で、いずれ稼ぐ構造を描く。
看板の目の病の後期の試験の失敗が、価値を大きく損なう最大の弱点になる。目の病には、すでに広く使われる注射薬があり、それとの差別化が難しい。同じ運び屋を使う遺伝子治療の競合も多い。肺の病では、圧倒的な既存の治療がある。遺伝子治療の業界に安全性の問題が出れば、規制が厳しくなる。資金が尽きれば、増資で持ち分が薄まる。
配当を出さず、看板の目の病の後期の試験の完遂と、独自の技術を使った複数の臓器の候補の開発に資金を集中する経営。共同創業者が率いる。製薬大手との提携で開発を補い、資金繰りを管理する。臓器ごとに運び屋を最適化する技術を軸に、複数の臓器の病を同時に狙う、臨床段階のバイオの運営になっている。
臨床試験の結果と、独自の技術の証明、資金繰りに依存する。看板の目の病の後期の試験が良い結果を出すか、臓器ごとに運び屋を最適化する独自の技術が臨床で裏づけられるか、肺や心臓の病の候補が進むか、提携が続くか、そして承認までの長い開発を支える資金を確保できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $567M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $506M(89%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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