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5E Advanced Materials世界のホウ素供給はトルコのEti Madenとリオ・ティントの二社で8割以上を占める。この鉱床はコレマナイトの新規鉱床としては世界有数の規模で、米国内に供給源を作る意味がそこにある。リチウムは副産物として先の選択肢に残る。
いまはまだ売上らしい売上がない。モハベ砂漠のFort Cady鉱床の地中へ酸を注ぎ込み、溶け出した液を汲み上げて小型の試験プラントでホウ酸に精製している。2025年9月時点で、8つの分野の約14社がこの試験品を自社の用途に使えると確認した。
初出荷の目標は2028年後半で、それまで収入はほとんど入らない。資金が続かなければ工事は止まり、増資を重ねれば既存株主の持ち分は薄まる。鉱床はこの一か所しかなく、ここでつまずけば代わりがない。
オーストラリアの親会社を2022年に米国法人の下へ組み替え、上場の中心をナスダックへ移した。いまは試験プラントを回しながら、商業プラントの設計と資金調達を並行して進めている。
建設資金が集まるかどうかにほぼすべてがかかる。2025年8月の事前可能性調査は商業プラントの建設費を約$435Mと見積もっており、監査法人は継続企業の前提に疑義をつけている。
この会社をどう読むか
5E Advanced Materialsは鉱山会社に分類されるが、掘られた穴も、運び出される鉱石もない。カリフォルニア州モハベ砂漠の地下にあるホウ素の鉱床へ酸を注ぎ、溶け出した液を汲み上げて精製する方式をとる。
2024年に小型の試験プラントが動き出した段階で、商業規模のプラントはこれから建てる。世界のホウ素供給は実質二社が握っており、米国内に新しい供給源を作れるかどうかが、この会社に投じられた資金の意味そのものになっている。
バランスシート (要約)
資産 $71M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $63M(89%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$4M
- 他の流動資産$777K
- 固定資産$66M
- 流動負債$6M
- 長期借入金$22K
- 短期借入金$44K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −49.9%
- ROIC
- −54.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$24M
- フリーCF
- −$24M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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