FFAI
Faraday Future Intelligent Electric納車が遅れ続ける高級EVを本業に置いたまま、ナスダック上場の暗号資産子会社AIxCryptoを連結し、UAEに組立拠点を用意し、ロボティクスにも足を伸ばす。EV新興のなかでも、手の広げ方の散らばりが桁違いだ。
カリフォルニア州ハンフォードの自社工場で高級EV「FF 91」を組み立てて売る。2024年に打ち出した二枚看板の戦略では、高級のFFに対して大衆向けのFXを置き、他社の自動車メーカーと組んで量産の準備を進めている。
FF 91は生産と納車の遅れを繰り返してきたと会社自身が認めている。積み上がった予約金には拘束力がなく、そのまま注文に変わる保証もない。賈氏の評判を巡る指摘も、投資家や取引先との関係に影を落とし続ける。
新株や無担保の転換社債で資金をつなぎながら、複数の新規事業へ同時に布石を打つ。賈躍亭氏が影響力を持つ持ち株会社FFグローバルの支配下で、その資金配分が決められている。
事業が続くかどうかは、追加の資金にたどり着けるかどうかそのものだ。年次報告書自身が、資本を確保できなければ破産法の適用を申請する公算が高いと書いている。賈躍亭氏とFFグローバルが経営を支配する構図も、資金の出どころを狭めたり広げたりする。
この会社をどう読むか
年次報告書というのは普通、悪い話ほど後ろへ薄めて書くものだ。Faraday Future のそれは冒頭近くで、資金を確保できなければ破産法の適用を申請する公算が高い、と自ら言い切っている。
看板の高級EV「FF 91」は生産と納車の遅れを繰り返し、予約金にも拘束力はない。それでも会社は大衆向けのFX、UAEでの組立拠点、ナスダック上場の暗号資産子会社AIxCrypto、さらにロボティクスへと手を広げてきた。創業者の賈躍亭氏が持ち株会社を通じて実権を握るこの会社では、資金繰りと事業の拡張が同時に進み続けている。
バランスシート (要約)
資産 $278M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$35M
- 他の流動資産$34M
- 固定資産$209M
- 流動負債$148M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $536K
- 売上成長率
- −0.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$108M
- フリーCF
- −$115M
- 営業CFマージン
- −20070.1%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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