FG
F&G Annuities & Life米国のタイトル保険の最大手を親会社に持ち、その後ろ盾と、大手の運用会社との提携で利回りの高い運用の力を補う点が最大の特徴。退職世代向けの指数連動の年金で米国の上位に位置する。一般の生命保険の大手とは異なる、親会社と運用提携を背にした退職者向けの年金に特化した中堅保険の立ち位置にいる。
退職に備える年金や生命保険を売り、預かった資金を運用する差で稼ぐのが事業の柱。柱は、金利を保証する固定年金や、株価の指数に連動しつつ元本を守る年金で、退職世代の主力商品になっている。企業の確定給付年金を引き受ける事業も手がける。預かった資金は、提携する大手の運用会社の力を借りて、利回りの高い債権などで運用する。年金と生命保険の引き受けと運用の収益で稼ぐ構造になっている。
金利の急な低下は、運用の利回りと保証の利率の差を縮め、年金の新規の販売も鈍らせる弱点を抱える。提携先が運用する利回りの高い債権が焦げ付けば、運用の資産が傷む。親会社が保有する株を売り進めれば、需給の重しになる。同じ年金の分野で投資会社が背後にいる大手との競争も激しい。格付けの低下も販売に響く。
配当を出し増やしながら、退職世代向けの年金の拡大と、提携先による運用を進める経営。親会社との関係を保ちつつ、退職世代の増加という追い風を取り込む。指数連動の年金や、企業年金の引き受けへ事業を広げ、運用の利回りと保証の利率の差を着実に積み上げる方針が特徴になっている。
退職者の需要と、金利、運用の成果に依存する。退職世代の増加と高い金利が年金の新規の販売を支えるか、預かった資金の運用の利回りと、保証する利率との差を保てるか、提携する大手の運用が成果を出すか、そして親会社の保有や売却の動きが株価を揺らさないかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $98.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4.8B(5%)。
自己資本が同業の中でも薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$1.5B
- 長期借入金$2.2B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $5.7B
- 売上成長率
- −0.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 4.6%
- ROE
- 5.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $4.7B
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 81.7%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $137M
- 配当性向
- 51.7%
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