FGI
FGI Industries単品ではなく便器からキッチンキャビネットまで水回りを面でそろえ、自社工場を持たない身軽さで量販店の棚を押さえる。利幅の厚いカスタムキッチンキャビネットはまだ売上の8%未満で、ここを伸ばせるかが会社の姿を変える。
便器や洗面台、浴室収納、シャワー関連品を中国や東南アジアの工場に作らせて卸す。多くはホームデポの「Glacier Bay」やファーガソンの「ProFlo」という顧客側のブランド名で棚に並ぶ。Foremostなど自社ブランドも並行して育てている。
便器や洗面台は規格品で競合が多く、価格勝負になりやすい。顧客ブランドでの卸売りは利幅が薄いため、住宅の改修需要が冷えて在庫が余ると、値引きが直接利益を削る。
量販店との取引を土台に置きつつ、利幅の薄い顧客ブランド品から自社ブランドと高採算のカスタムキャビネットへ重心を移そうとしている。関税や為替の揺れには調達先の分散で応じる構えだ。
ホームデポ、ロウズ、メナーズ、ファーガソンという少数の大口顧客の発注量が売上をほぼ決める。陶器製の便器は唐山恵達など中国の特定メーカーへの依存が濃く、輸入関税と海上輸送費が採算を揺らす。
この会社をどう読むか
ホームデポで「Glacier Bay」の便器を買った人は、FGI Industriesの名前を目にすることがない。棚に並ぶのは小売店のブランドで、その裏で設計と調達を担い、中国や東南アジアの工場に作らせているのがこの会社だからだ。
顧客の名前で売る以上、値決めの主導権は握れず利幅も薄いままになる。だから力を入れているのは自社ブランドと、まだ売上の8%に満たないカスタムキッチンキャビネットで、棚を借りる側から名前で売る側へ移れるかが分かれ目になる。
バランスシート (要約)
資産 $70M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $17M(25%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約9年分
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$50M
- 固定資産$18M
- 流動負債$44M
- 短期借入金$12M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $131M
- 売上成長率
- −1.0%
- 粗利率
- 27.0%
- 営業利益率
- −1.8%
- 純利益率
- −4.7%
- ROE
- −35.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $673K
- フリーCF
- −$213K
- 営業CFマージン
- 0.5%
- 現金ランウェイ
- 約9年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
FGI の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…