FIEE
FiEEネット機器で築いた顧客もブランドも今の事業には引き継がれておらず、参入障壁の低い分野に手ぶらで入った格好になっている。
旧社名Minim, Inc.として、2023年までモトローラブランドの独占許諾でケーブルモデムやWi-Fiルーターを売っていた。いまは企業のSNS運用や動画制作を請け負うクラウド型サービスと、2025年11月に買収した日本企業HGKによる美術品の認証事業に軸足を移した。
通信機器、SNS運用代行、美術品認証と短期間に事業を替えており、どれも積み上げた実績が薄い。売上が乏しいまま拡大を続ければ、増資による株式の希薄化が株主に回ってくる。
事業を自前で育てるより、買収で丸ごと取り込んで方向を変える手を繰り返してきた。株主還元より当座の資金確保が先に来る段階にある。
主な収益源だったハード事業を手放した後の乏しい売上で、転換期の運転資金をつなげるかどうかに懸かっている。新しい事業はどれも始まったばかりで、顧客を一から開拓できるかが読めない。
この会社をどう読むか
FiEEという社名からAI企業を想像すると足を掬われる。1977年創業のネットワーク機器メーカーMinim, Inc.が、モトローラブランドの独占許諾を2023年に失って改名した姿だ。
ハードを失った後に選んだのは、企業のSNS運用やショート動画の制作代行と、日本企業の買収で手に入れた美術品のAI認証という、互いに縁の薄い事業だった。半世紀の社歴で何度も看板を替えてきた会社であり、いま掲げている看板もまだ実績で裏打ちされていない。
バランスシート (要約)
資産 $11M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7M(61%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$4M
- 流動負債$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $6M
- 売上成長率
- 867.9%
- 粗利率
- 86.4%
- 営業利益率
- 25.0%
- 純利益率
- 17.3%
- ROE
- 16.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $4M
- フリーCF
- $3M
- 営業CFマージン
- 58.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
FIEE の掲示板
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