Figure Technology Solutions は、自宅を担保にした融資を分散台帳の仕組みで数日に短縮した新興金融だ。
最大の強みは、申込みから入金までの速さで銀行を圧倒し、住宅担保ローンの非銀行系で最大手に駆け上がった実行力にある。貸付の組成から売買市場までを一つの台帳でつなぐ設計は書類と仲介の費用を中抜きし、住宅の含み益という巨大な眠り資産の入り口に立つ。一方で住宅価格の下落は担保の余力と債権の価値を同時に削り、金利の急変は商品の魅力と債権市場の需給を狂わせる。分散台帳への規制の解釈や新興ゆえの与信の浅さも火種になる。FIGR を読むときは、組成額と債権売却の条件、規制の風向きを軸に見るとよい。
