FKWL
Franklin Wireless自社ブランドを前面に出さず、通信会社の名前の裏に回る作り方を長年続けてきた。ソウルの研究開発子会社FTIを66%出資で抱え、設計は自前、量産は外部という組み合わせを保っている。
5G/4G対応の持ち運び用Wi-Fiホットスポットや据え置き型のルーターを設計し、米国の通信会社に自社ブランドではなく相手先のブランドで卸す。製造はアジアにある独立した2社の工場に委ね、自社はソウルの子会社FTIで設計とR&Dを担う分業体制を取る。
主要顧客の一社が発注を絞るだけで業績は大きく揺れ、直近期も売上は伸びたのに純損益はほぼ収支トントンの水準にとどまった。製造を海外委託に頼るため、関税や地政学の緊張が調達コストに跳ね返りやすい。
2024年にはEMSパートナーとサンディエゴで合弁会社Sigbeatを新たに立ち上げ、通信モジュール事業の販路を広げようとしている。社員数は関連会社を合わせても67人という小さな組織で経営を回す。
数少ない米国の通信会社がどれだけ新機種を発注するかにほぼ集約される。北米が売上の大半を占め、アジア向けはごくわずかにとどまる。
この会社をどう読むか
Franklin Wirelessという名前で売られている製品は、ほとんど存在しない。米国の大手通信会社が自社ブランドで売る5Gや4G LTEのモバイルホットスポットと固定無線ルーターを、名前を伏せたまま設計して納めるのがこの会社の商売だからだ。
1982年カリフォルニア創業のこの会社を、関連会社を合わせて67人で回している。ソウルの子会社FTIが設計とR&Dを担い、量産はアジアの外部工場に委ねる分業が骨格だ。2024年にはEMS(製造受託)パートナーと合弁会社Sigbeatを設けて販路を広げたが、規模を決めるのは数少ない米国の通信会社の発注量という一点になる。
バランスシート (要約)
資産 $51M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $35M(67%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$15M
- 他の流動資産$30M
- 固定資産$6M
- 流動負債$12M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $46M
- 売上成長率
- 49.6%
- 粗利率
- 17.2%
- 営業利益率
- −6.2%
- 純利益率
- −0.5%
- ROE
- −0.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2M
- フリーCF
- $2M
- 営業CFマージン
- 4.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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