まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
幅広い遺伝子の検査の本業に加え、感染症の特需で蓄えた十億ドルを超える厚い現金を持ち、それを元手にがんの薬の開発へ転換を図る点が最大の特徴。多くの臨床段階のバイオと違い、潤沢な現金で資金繰りの不安が小さい。創業者が大株主として率いる。検査の専業や薬の大手とは異なる、現金とがんの薬への転換を併せ持つ立ち位置にいる。
遺伝子の検査を手がけるのが事業の柱。病院や医師、研究所に向けて、遺伝子を網羅的に調べる検査や、がんの遺伝、出生前、新生児、希少な遺伝の病、がんの組織の解析といった幅広い検査を提供する。感染症の流行の時期には、その検査で巨額の売上を上げ、十億ドルを超える現金を蓄えた。近年は、その厚い現金を元手に、がんの薬の候補の開発へ転換を進める。検査の収入と、いずれ実るがんの薬で稼ぐ構造を描く。
感染症の特需が去った後の正常化で、売上が大きく落ち込む弱点を抱える。遺伝子の検査には、規模で勝る数多くの専業の競合がいる。検査への保険の支払いの引き下げも採算を圧迫する。がんの薬の開発は初期の段階で、大手との競合や失敗の恐れが大きい。蓄えた厚い現金を、買収や開発でうまく使えなければ、価値を生まない。過去の公的保険の監査の紛争の影も残る。
配当を出さず、蓄えた厚い現金を自社株買いと買収、がんの薬の開発に充てる経営。創業者が大株主として率いる。本業の遺伝子の検査を回しつつ、感染症の特需で得た現金を生かして、がんの薬への転換と選んだ買収を進める。潤沢な現金の使い道が、価値を決める運営の方針になっている。
検査の需要と、薬への転換、保険の支払いに依存する。本業の遺伝子の検査の需要が保たれるか、蓄えた厚い現金を生かしてがんの薬の候補の開発を進められるか、検査への公的や民間の保険の支払いが続くか、そして感染症の特需の反動からの正常化を乗り切れるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.1B(92%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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