権原保険という、米国の不動産取引に必須の分野で全米首位のシェアを握る点が最大の強み。取引のたびに必要となるため安定した需要があり、長年蓄積した不動産の記録データが参入障壁になる。決済サービスや年金事業も併せ持ち、収益源を広げた立ち位置にいる。
不動産の売買や住宅ローンの際に必要となる権原保険(その不動産の所有権に問題がないことを保証する保険)の保険料が収益の柱。取引のたびに加入されるため、住宅の売買や借り換えが増えるほど収入が伸びる。これに、取引の決済を仲介するサービスや、近年は年金・保険事業も加わって稼ぐ構造になっている。
住宅ローン金利の上昇や景気後退で住宅取引が冷えると、権原保険の収入が大きく落ち込む。住宅取引は金利の波で激しく振れ、業績もそれに連動する。年金・保険事業の運用環境の悪化も、収益の重しになりうる。
安定した配当を出しつつ、権原保険の首位を保ち、年金・保険事業や決済サービスへ事業を広げる経営。住宅取引で振れる権原保険を、年金事業など他の収益で補いながら、首位のデータと規模を生かして稼ぐ力を高める方針が特徴になっている。
住宅取引の活発さと、住宅ローン金利の水準に依存する。住宅の売買や借り換えが活発だと権原保険の加入が増える。金利が低いほど取引が活発になる。年金・保険事業の運用環境や、取引件数の動向が、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $109B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7.4B(7%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$2.6B
- 長期借入金$4.4B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $14.4B
- 売上成長率
- 5.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 4.2%
- ROE
- 8.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $5.8B
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 40.3%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $546M
- 配当性向
- 90.7%
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