配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
世界最大級の投資会社の案件網と情報を使える系列の地位と、業界最大級の規模が最大の強み。高い配当利回りは割安な株価の裏返しでもあり、資産の質の改善が進めば二重に報われる設計になる。逆風の評価から出直す大型の貸し手の立ち位置にいる。
投資ファンド傘下の中堅企業への担保付き貸付の金利収入が収益の柱。案件の発掘と審査は世界的な投資会社の信用部門が担い、その案件網が貸付の供給源になる。貸付は変動金利が中心で、資産担保の融資も加える。投資会社として利益のほとんどを配当で払い出す構造になっている。
景気後退で貸出先の延滞と評価損が増えると、配当の原資が直接削られる。過去の合併で抱えた古い案件の傷は、処理のたびに純資産を削ってきた。市場の評価は長く純資産を下回り、信頼の回復には実績の積み重ねが要る。金利の急低下も収入を直撃する。
高い配当の維持を軸に、古い案件の整理と新規貸付の質の向上を両立させる経営。担保の上位に絞った貸付へ構成を移す。自社株買いも交えて純資産との差を埋める方針が特徴になっている。
貸出先の健全さと、金利水準、運用側の規律に依存する。中堅企業の業績が利払いを支えるか、過去に傷んだ案件の処理が進むか、金利の低下が利息収入を細らせすぎないか、そして運用会社の審査が新しい貸付の質を保つかが、業績と配当を左右する大きな前提になる。
資産 $13.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5.8B(43%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
読み込み中…