
FSTR
L.B. Foster鉄道の線路の部品と、コンクリートや鋼の管といった産業のインフラの製品を、一体で運営する二本立ての構造が最大の特徴。百二十年を超える鉄道の歴史を持つ。純粋な鉄道の専業や、純粋なインフラの専業とは違い、両方を持つ。鉄道だけ、あるいはインフラだけのメーカーとは異なる、二つを束ねる中小型の独立した会社の立ち位置にいる。
鉄道と産業のインフラの二つの分野の製品を作るのが事業の柱。一つは鉄道の分野で、線路の部品や、車輪とレールの摩擦を抑える装置、列車の運行を制御する機器などを、北米や世界の貨物と旅客の鉄道に売る。もう一つは産業のインフラの分野で、地中に埋めるコンクリートや鋼の管、さびを防ぐ被覆などを、石油やガス、水道、工業の現場に供給する。これらの製品の販売で稼ぐ構造になっている。
北米の貨物の鉄道会社の設備投資が急減すれば、鉄道の部品の需要が細る弱点になる。国のインフラの予算の縮小や遅れも逆風になる。原料の鋼や骨材の費用の急騰は、採算を圧迫する。関税による輸入の部品の費用の上昇もある。鉄道の安全の機器では、大手に先行される恐れもある。産業のインフラの製品も、景気の後退で需要が落ちる。
配当を出さず、自前の資金を中心に、小規模な同業の買収で技術の幅を広げる、長い歴史を持つ経営。現在の経営者が率いる。北米を中心とした運営を保ちつつ、鉄道の安全の機器や、インフラのさびを防ぐ分野へ選んで投資する。鉄道とインフラの二本立てと、規律ある運営を軸に進める、中小型の会社の運営になっている。
鉄道の設備投資と、インフラの予算、鋼の費用に依存する。北米の貨物の鉄道会社の線路の保守への設備投資が保たれるか、旅客の鉄道の更新への投資が続くか、国のインフラの法の予算が配分されるか、そして原料の鋼や骨材の費用が採算を圧迫しないかが、業績を左右する大きな前提になる。鉄道とインフラの二つの需要に支えられる。
バランスシート (要約)
資産 $330M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $175M(53%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$4M
- 他の流動資産$153M
- 固定資産$174M
- 流動負債$84M
- 長期借入金$43M
- 短期借入金$153K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $540M
- 売上成長率
- 1.7%
- 粗利率
- 21.1%
- 営業利益率
- 4.1%
- 純利益率
- 1.4%
- ROE
- 4.3%
- ROIC
- 7.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $36M
- フリーCF
- $25M
- 営業CFマージン
- 6.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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