Fulcrum Therapeutics は、生まれつき赤血球が変形する血液の病に対し、胎児の頃の良い血色素を呼び覚ます飲み薬を開発する超小型の臨床段階のバイオだ。
最大の特徴は、生まれつき赤血球が変形する病に対し、胎児の頃の良い血色素を大人になっても作らせるよう促す飲み薬という切り口で挑む点にある。一方で絞った一つの候補の試験が振るわなければ値打ちの大半を失うことが弱点で、遺伝子を使う治療など競争の激しさ、筋肉の病の失敗で損なった信頼、長い赤字と希薄化も弱みになる。FULC を読むときは、臨床試験の結果と絞った候補の成否、資金繰りを軸に見るとよい。
