まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
幹線道路に面した目立つ立地に絞り込む点が最大の特徴。車からよく見える立地は、集客に有利で、テナントが去った後も別の用途に使いやすい価値を持つ。三百を超える物件を、生活に密着した小売に貸す。上場したばかりの新興でもある。立地を問わず幅広く保有する同業の大手とは異なる、目立つ立地への特化を掲げる小型の不動産投資法人の立ち位置にいる。
一つのテナントに、税や保険、修繕を負担させる形で長く貸す小売の物件から、賃料を得るのが事業の柱。全米の三十を超える州に三百を超える物件を持ち、ファストフードやドラッグストア、コンビニ、ガソリンスタンド、自動車の整備といった、生活に密着した店が借りる。物件は、幹線道路や高速道路の出口の近くといった、車からよく見える目立つ立地に絞り込む。集めた賃料で稼ぐ構造になっている。
景気の後退でファストフードや小売のテナントの信用が悪化すれば、賃料が滞る弱点になる。ドラッグストアの大量閉店のような小売の苦境が再燃する恐れもある。金利の上昇は、不動産の価値を圧迫する。同じく一つのテナントに長く貸す不動産投資法人との競争も激しい。上場したばかりで成長の実行が試される。目立つ立地という売りの真価も、これから検証される。
上場の後に、月次や四半期の配当を始めた経営。二人の共同創業者が共同で率い、上場で得た資金を元手に、目立つ立地の小売の物件を買い増す。幹線道路沿いの目立つ立地への特化を軸に、生活に密着した小売のテナントを集める。上場直後の成長と、立地への特化による差別化を進める方針が特徴になっている。
テナントの信用と、目立つ立地の価値、金利に依存する。ファストフードやドラッグストア、ガソリンスタンドといったテナントの信用が健全で賃料を払い続けられるか、幹線道路沿いの目立つ立地の価値が保たれるか、金利の水準が不動産投資法人の魅力に有利に働くか、そして上場後に物件を買い増して成長を続けられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $854M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $391M(46%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
読み込み中…