配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
量販店向けの前払いカードの最大手という地位と、自前の銀行の免許を生かして大手のアプリや金融技術の会社へ裏方の銀行機能を貸す事業を併せ持つ点が最大の特徴。免許を持たない相手にとって頼れる裏方になる。今は銀行と決済の事業を分割して売却する取引の最中にあり、構造が大きく変わろうとしている独特の立ち位置にいる。
二つの金融の事業で稼ぐのが事業の柱。一つは、量販店などで売る前払いの預金カードや現金のチャージのサービスで、その口座の残高や手数料が収益になる。もう一つは、自前の銀行の免許を生かし、金融技術の会社や大手のアプリに、決済や送金の裏側の銀行の機能を貸す事業。傘下に自前の銀行を持つ。近年、この銀行の部分と、銀行以外の決済の部分を別々の相手へ分割して売却する取引を進めている。前払いカードと裏方の銀行機能で稼ぐ構造になっている。
進行中の分割と売却の取引が、当局の承認の遅れや株主の反対で頓挫すれば、先行きが大きく揺らぐ弱点を抱える。量販店との前払いカードの関係が見直されれば、収益の柱を失う。決済のアプリや別の銀行機能の提供者との競争も激しい。大手のアプリが自前で銀行機能を持つ流れも逆風になる。前払いカードの規制の強化や、現金の利用の減少も重荷になる。
配当を出さず、現金を温存しながら、進行中の銀行と決済の事業を分割して売却する取引の完了に注力する経営。量販店との前払いカードの関係と、裏方の銀行機能の提供を保ちつつ、取引の執行を最優先に置く。事業の構造を大きく作り替える局面にある、特殊な運営の方針が特徴になっている。
量販店との関係と、裏方の提携、分割取引の完了に依存する。量販店との前払いカードの長い関係を保てるか、大手のアプリや金融技術の会社への裏方の銀行機能の提供が続くか、自前の銀行の免許を維持できるか、そして進行中の銀行と決済の事業を分割して売却する取引が、株主と当局の承認を得て完了するかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $890M(15%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…