GERN
Geron Corporation細胞が分裂を続ける鍵となる酵素を抑えるという、他にない独自の仕組みの薬を持つ点が最大の強み。この酵素の研究は、評価の高い科学の成果に根ざす。一つの薬に集中し、輸血が必要になる血液の難病で承認を得て商業の段階に入った。独自の仕組みの薬で血液のがんに挑む、専業のバイオの立ち位置にいる。
細胞が分裂を続ける鍵となる酵素を抑える、独自の仕組みの薬を開発・販売するのが事業の柱。この酵素はがんの細胞が際限なく増えるのに関わるため、それを抑えてがんを叩くことを狙う。主力の薬は、骨髄の異常で赤血球が減り輸血が必要になる血液の難病で承認を得て、米国と欧州で販売を立ち上げる段階にある。次に、別の血液の難病での後期の試験を進める。承認薬の販売で稼ぐ構造になっている。
売上を一つの薬にほぼ頼るため、その販売の立ち上がりが遅れれば打撃が大きい弱点を抱える。同じ血液の難病には、すでに有力な薬を持つ大手や、新しい治療を狙う同業がいる。次の適応の後期の試験が失敗すれば、成長の柱を欠く。欧州での保険の支払いの遅れも収益を遅らせる。黒字化までの赤字が続き、増資で持ち分が薄まる。
配当を出さず、現金を承認薬の販売の立ち上げと、次の適応の後期の試験に充てる経営。一つの独自の薬に集中し、まず承認を得た血液の難病で市場への浸透を進める。次に別の血液の難病へ適応を広げて成長の柱を増やしつつ、承認までの赤字を資金でつなぐ方針が特徴になっている。
承認薬の売上と、次の適応の試験、資金繰りに依存する。承認を得た血液の難病の薬が現場に広く使われ売上が立ち上がるか、次に狙う別の血液の難病の後期の試験が成果を出すか、欧州での保険の支払いが進むか、そして黒字化までの赤字を資金で支えられるかが、株価を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $571M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $226M(40%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$78M
- 他の流動資産$443M
- 固定資産$50M
- 流動負債$112M
- 長期借入金$120M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −37.0%
- ROIC
- −15.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$111M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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