
景気敏感な事業で、配当も出す会社
ガレージドアで全米首位という、地味だが寡占の効いた地位が最大の強み。ドアは壊れれば必ず交換され、施工業者の網が他社の入り込む隙を狭める。園芸工具も百年級のブランドで棚の定番を占める。派手さのない必需品の首位を集め、現金を生む持株会社の立ち位置にいる。
住宅と商業施設向けのガレージドアの製造販売が収益の最大の柱。全米の専門施工業者の網を押さえ、新築より単価の高い交換需要が中心になる。第二の柱はシャベルや熊手、じょうろといった園芸と作業の手工具で、ホームセンターの棚の定番を握る。事業の売却と買収で構成を入れ替え、二本柱に絞って稼ぐ構造になっている。
住宅市況の冷え込みは、ドアの交換も工具の購入も同時に細らせる。ガレージドアは鋼材価格の急騰が利幅を圧迫する。園芸工具は天候と小売の在庫調整に振られ、安価な輸入品との競争も続く。物言う株主との攻防が続いた歴史は、経営の安定への注文でもある。
配当を増やしながら大規模な自社株買いを続ける還元の経営。採算の悪い事業は売却し、園芸工具は生産の外部委託で身軽にする改革を進めた。二本柱の現金創出力を株数の削減に振り向ける方針が特徴になっている。
住宅の改修需要と、施工業者の網、工具の棚の維持に依存する。ガレージドアの交換と商業用の需要が保たれるか、専属に近い施工業者との関係を守れるか、園芸工具の生産改革で利益率を高められるか、そして鋼材コストの変動を価格に転嫁できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $74M(4%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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