Graham Holdings は、ワシントン・ポストを売却した創業家が、教育事業を軸に放送や医療など雑多な事業を束ねる持株会社だ。
最大の強みは、四半期の数字に追われず何十年単位で事業を持ち続けられる創業家経営にある。著名投資家の薫陶を受けた資本配分の文化が根づき、自社株買いで株数を減らし続けてきた。一方で中核の教育事業は規制や留学生の動向に左右され、テレビ放送は配信への移行で構造的に縮む側にある。事業の脈絡のなさは市場の評価を下げ、複合体ゆえの割安が定着しやすい。GHC を読むときは、教育部門の生徒数と放送収入、創業家の資本配分を軸に見るとよい。
