景気敏感な事業で、配当も出す会社
名門新聞社の資本と人脈を受け継ぎ、四半期の数字に追われず何十年単位で事業を持ち続けられる創業家経営が最大の強み。著名投資家の薫陶を受けた資本配分の文化が根づき、自社株買いで株数を減らし続けてきた。派手さのない事業を安く買って抱える、小さな複合企業の立ち位置にいる。
看護や資格試験の予備校などを世界で展開する教育事業が収益の最大の柱。これに地方テレビ局の放送事業、在宅医療や薬局のヘルスケア事業、製造業、自動車販売店、飲食店までが加わる。新聞を手放した後も創業家が経営を握り、性質の異なる事業の利益と保有する株式や年金資産の運用益を合算して稼ぐ構造になっている。
中核の教育事業は規制や留学生の動向に左右され、つまずくと全体の成長が止まる。テレビ放送は配信への移行で構造的に縮む側にある。事業の脈絡のなさは市場の評価を下げ、複合体ゆえの割安が定着しやすい。買収頼みの成長は、高値づかみが続くと裏目に出る。
配当を続けながら、割安と判断した自社株の買い戻しと、小規模な事業買収を重ねる経営。事業ごとの独立採算を徹底し、本社は資本配分に徹する。流行を追わず、現金を生む地味な事業を長く抱える方針が特徴になっている。
教育事業の生徒数と、テレビ局の広告と再送信料、買収の目利きに依存する。看護師不足を追い風に教育部門が伸び続けるか、選挙年に膨らむ放送収入が土台を保つか、雑多な買収事業が育つか、そして創業家の資本配分が価値を生み続けるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $8.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4.8B(57%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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