景気敏感な事業で、配当も出す会社
米海軍の原子力潜水艦や空母の推進や冷却という、極めて高い信頼が求められる重要な機器を長年納めてきた九十年の実績が最大の強み。これに、製油所などのエネルギーと、ロケットの宇宙という三つの最終市場を併せ持つ。同じ精密な機器の競合とは異なる、海軍と宇宙を軸にした特殊なニッチの機器メーカーの立ち位置にいる。
命に関わる重要な場面で使われる、流体や真空、熱の制御の精密な機器を作るのが事業の柱。柱は三つで、米海軍の原子力潜水艦や空母の推進や冷却の系統に納める防衛、製油所や化学、水素、小型原子炉向けの真空システムや熱交換器を納めるエネルギー、そしてロケットの推進に使う特殊なポンプや冷却の系統を納める宇宙からなる。買収で宇宙の事業を強めた。精密な機器の販売で稼ぐ構造になっている。
米海軍の造船の予算が削られたり、潜水艦の建造が遅れたりすれば、防衛の発注が細る弱点を抱える。製油所や化学の設備投資の縮小も需要を冷やす。買収した宇宙の事業の統合がうまくいかない恐れもある。規模が極めて小さく、大手の競合と比べて効率や供給で劣る面がある。関税や原料費の上昇も採算を揺らす。
配当を出しながら、米海軍の原子力潜水艦や空母向けの供給を着実にこなす経営。買収で宇宙の事業を強め、防衛と宇宙、エネルギーの三つの市場で需要を分散する。九十年の実績と、命に関わる重要な機器という参入の壁を生かして、小型ながら特殊なニッチで着実に稼ぐ方針が特徴になっている。
海軍の予算と、宇宙の需要、エネルギーの投資に依存する。米海軍の潜水艦や空母の建造の予算と発注が続くか、造船の大手との長期の契約を保てるか、ロケットの推進向けの宇宙の需要が伸びるか、そして製油所や水素、小型原子炉といったエネルギーの設備投資が活発かが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $324M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $140M(43%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
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