GNPX
Genprex遺伝子を運ぶのにウイルスを使わず、脂質のナノ粒子に包んで静脈から送り込むONCOPREXが、がん側の独自技術になる。糖尿病側は逆にAAVというウイルスの運び手を使い、内視鏡で膵臓の管へ直接入れる別の設計を取る。
承認された製品も売上もまだ無く、TUSC2遺伝子を脂質のナノ粒子に包んで点滴で送り込むREQORSAが唯一の看板になる。AstraZenecaのTagrissoなど既存の承認薬と組み合わせ、非小細胞肺がんと小細胞肺がんで臨床試験を進めている。
Phase 2aは約33人を組み入れる設計で、2026年後半に予定する中間解析が最初の関門になる。肺がんは大手の分子標的薬と免疫治療薬が固めた市場で、開発費は増資頼み、資金が細れば試験ごと止まる。
自前で発明するより、MDアンダーソンとピッツバーグ大学から技術を借りて育てる形を取る。2022年8月には前者と共同研究契約を結び、REQORSAが効く患者を見分ける目印探しも大学側に預けている。
REQORSAの値打ちは、Tagrissoを使って病気が進んだ患者に何を示せるかで決まる。基幹技術はMDアンダーソンからの独占実施権に乗っており、大学との関係が切れれば土台ごと失う。
この会社をどう読むか
Genprexが持っているのは自前で発明した薬ではなく、大学から借りた遺伝子と、それを運ぶ手段のほうだ。がんのTUSC2はMDアンダーソン、糖尿病の技術はピッツバーグ大学からの独占実施権で成り立っている。
運び方は領域ごとに正反対で、がん側はウイルスを使わない脂質の粒子を点滴で入れる。糖尿病側はAAVというウイルスを内視鏡で膵臓の管へ届ける。どちらも売上はまだ無く、増資で買った時間の中で試験を進めている。
バランスシート (要約)
資産 $10M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $8M(78%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$8M
- 他の流動資産$526K
- 固定資産$2M
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −203.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$15M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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