配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
遺伝子を運ぶのに、ウイルスではなく油に似た粒に包んで点滴で送り込み、がんを抑える遺伝子を腫瘍へ届けるという独自の手立てが最大の特徴。ウイルスや細胞を使う治療とは届け方が違う。遺伝子をウイルスに頼らず腫瘍へ届ける薬を開発する超小型のバイオの立ち位置にいる。
まだ動物での試験が中心で、遺伝子を運ぶ薬を開発するバイオで、収入はない。遺伝子を体に届ける治療では、運び役にウイルスを使うのが一般的だが、この会社は、油に似た粒に遺伝子を包み、点滴で送り込む独自の手立てを持つ。これで、がんの増殖を抑える遺伝子を腫瘍の細胞へ届け、肺がんを狙う。これに加え、膵臓の細胞を作り替えて糖尿病を治すことを狙う別の土台も持つ。承認後の薬の売上や提携の対価で、いずれ稼ぐ構造を描く。
試験で効き目を示せない弱点を抱える。肺がんには、すでに巨大な製薬の大手の標的の薬や免疫の薬が市場を握り、割って入るのが難しい。糖尿病を細胞で治す分野にも、先行する競合がいる。油の粒に包んで届ける手立ては、量産で壁にぶつかる恐れもある。動物での試験が中心で、商業化までの道のりが極めて遠い。現金が細れば増資で持ち分が大きく薄まる。
配当を出さず、看板の手立ての実証と試験を進める経営。現在の経営者が率いる。看板の肺がんの候補の試験の遂行と、糖尿病の土台の前臨床、油の粒で運ぶ手立ての製造、増資による資金繰りの管理を進める。ウイルスに頼らない遺伝子の運び方への集中が、運営の中核になっている。
臨床試験の結果と、独自の手立ての実証、資金繰りに依存する。看板の肺がんの候補が初期から中期の試験で効き目を示せるか、ウイルスに頼らず遺伝子を届ける手立てが役立つと示せるか、広く使われる肺がんの薬との組み合わせで上乗せを示せるか、そして長い開発のあいだ増資で資金繰りをつなげるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $10M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $8M(78%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…