Genworth Financial は、古い長期介護保険の重荷を抱えつつ、上場子会社の住宅ローン保険が稼ぐ持株会社だ。
最大の強みは、過半を握る住宅ローン保険子会社という、市場で値段のつく明確な資産にある。介護保険の値上げ認可を十年がかりで積み上げた実務の蓄積も稀有で、資産価値と負債の差に賭ける解体価値型の銘柄になっている。一方で古い介護保険は加入者の長寿化と介護費の高騰で引当の積み増しを迫られる火種であり続け、住宅不況は子会社の配当という生命線を細らせる。値上げ認可の停滞も均衡の前提を崩す。GNW を読むときは、子会社の健全さと介護保険の収支、値上げ認可を軸に見るとよい。
