
景気敏感な事業で、配当も出す会社
販売の波を整備と手数料の安定収益で支える、ディーラー業の典型を大規模に磨き上げた点が強み。多メーカーと二か国への分散は、一社の不振や一国の景気に引きずられにくい。買収と自社株買いを織り交ぜた資本の使い方も巧みで、地味な業態の複利を積む立ち位置にいる。
新車と中古車の販売、整備と部品、ローンや保険の仲介手数料という四つの収益源を持つ販売店網が柱。利幅の主役は販売ではなく、車検や修理が繰り返し発生する整備部門と、仲介の手数料になる。米国南部と英国に店舗を集中させ、買収で店舗網を広げる。車の一生に何度も関わって稼ぐ構造になっている。
景気後退と高金利は、新車と中古車の販売を同時に冷やす。新車の供給過剰が戻ると、品薄で膨らんだ販売の利幅が剥げ落ちる。電気自動車の普及は、エンジン整備という稼ぎ頭を長期に細らせる。メーカーの直販志向が強まれば、ディーラーという業態の前提が揺らぐ。
配当を続けながら、店舗の買収と大規模な自社株買いを交互に使い分ける資本配分の経営。利幅の厚い整備部門の技術者確保に投資し、販売の波を平らにする。採算の悪い店舗は売却して回転を保つ方針が特徴になっている。
新車の供給と価格、消費者の購買力、整備需要の持続に依存する。メーカーの生産と値引きの環境が販売の利幅を保つか、金利の高止まりがローン頼みの購入を冷やしすぎないか、車の高齢化が整備の需要を支えるか、そして買収した店舗の統合が実を結ぶかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $10.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.8B(27%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
読み込み中…