配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
板紙から紙器までの垂直統合で世界最大級という、原価と供給の安定の優位が最大の強み。食品の包装は景気に粘る必需で、脱プラスチックの流れが紙の出番を広げる。最新鋭の設備に集約した生産網で、成熟産業の中の低コスト生産者の立ち位置にいる。
シリアルや冷凍食品の箱、飲料の複数缶を束ねる紙の包装など、消費財の紙器の製造が収益の柱。原料の板紙から自社で漉き、印刷と成形まで一貫で行う。プラスチック容器を紙に置き換える需要も取り込む。大手食品飲料会社との長期契約と、原料からの垂直統合で稼ぐ構造になっている。
食品メーカーの減産と消費の節約は、数量をじわじわ削る。板紙の市況軟化は統合メーカーの利幅を直撃する。巨額の設備投資は需要が伴わなければ過剰能力の重荷になる。買収で積んだ借入も金利上昇下では負担が続く。
配当を払いながら、設備の世代交代と自社株買いに資金を配分する経営。古い工場を畳んで最新鋭に集約し、原価の優位を固める。数量の停滞下でも値上げと構成の改善で利幅を守る方針が特徴になっている。
食品飲料の数量と、価格転嫁の仕組み、新工場の立ち上げに依存する。顧客の食品メーカーの販売数量が戻るか、板紙の市況と原料コストの変動を契約の転嫁条項でこなせるか、最新鋭の製紙設備への投資が原価の優位として実るか、そして紙への置き換え需要が利幅の厚い新製品を生むかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $11.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.3B(28%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
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