
GPMT
Granite Point Mortgage Trust賃貸収入で稼ぐ不動産投資信託とは違い、GPMTが持つのは不動産そのものではなく不動産への融資で、しかもその大半を変動金利にそろえている。外部の運用会社に委ねず、自前の陣容で審査から管理までを一貫して行う体制も珍しい。
2025年末時点で43件、元本残高$1.7Bの商業用不動産ローンを抱え、そのうち97.2%が変動金利で貸し出されている。返済の優先順位が高いシニアローンを中心に、外部へ委託せず自前で審査から組成、管理までを行う。借入の利率と貸出の利率の差が広いほど、そして政策金利が上がるほど、受け取る利息が膨らむ。
オフィス需要の低迷など商業用不動産の市況が悪化すると、貸した融資が焦げ付き、その引当金が利益と配当の余力を直接削る。借入を効かせている分、焦げ付きの増加は自己資本を通常より大きく毀損する。資金調達の道が細れば、新規の融資も組めなくなる。
得た利息収入の多くを配当に回しながら、焦げ付きへの引当を優先する内部運用型のREIT経営。商業用不動産、特にオフィスの市況が弱い局面では、新規融資よりも既存のポートフォリオの信用管理に軸足を置く。
貸したお金が焦げ付かずに戻ってくるかどうかが第一で、商業用不動産の市況はそのまま貸倒れに跳ね返る。加えて、自らの資金繰りを支えるCRE CLO(商業用不動産ローンの証券化)や$1.1Bの借入枠を切らさず回せるかが効いてくる。
この会社をどう読むか
Granite Point Mortgage Trustは不動産を持つ会社ではなく、不動産に貸すお金を持つ会社だ。2025年末時点で43件、元本$1.7Bのローンを抱え、そのうち97.2%が変動金利で組まれている。
金利が上がれば受け取る利息も増えるという単純な仕組みだが、裏を返せば貸出先の商業用不動産の市況が崩れたときの反動も大きい。借入を効かせて利ざやを稼ぐ構造のため、焦げ付きが増えると自己資本への打撃は通常より重くなる。配当を続けながら、引当と資金調達の両にらみで運用する局面が続く。
バランスシート (要約)
資産 $1.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $553M(31%)。
同業の平均並みの水準。大きな不安はない
- 現金・現金同等物$66M
この判定で見た指標: 自己資本比率。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −7.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $3M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $10M
- 配当性向
- —
GPMT の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…