GPOR
Gulfport Energy破綻の教訓を刻んだ財務の規律と、利益のほぼ全てを自社株買いに回す徹底した還元が最大の強み。アパラチアの低コストのガスと輸出基地への近さは、需要の波の受け皿になる。派手さを捨てた堅実な中堅として、株数の減少で一株価値を積む立ち位置にいる。
オハイオ州のシェール層で生産する天然ガスの販売が収益の柱。オクラホマ州の鉱区では液体分の多いガスを掘り、価格の構成を補う。生産の多くは価格を先に固定して下振れに備える。破綻で身軽になった財務を保ち、自由になる現金を自社株買いに回して稼ぐ構造になっている。
ガス価格の急落は、専業ゆえ直撃する。鉱区の規模は大手に劣り、掘削候補の在庫が尽きれば買収頼みになる。破綻の前歴は資本市場の記憶に残る。価格固定は下落を守る半面、急騰の恩恵を削る両刃でもある。
配当を出さず、自由になる現金を大規模な自社株買いに充てる経営。設備投資は採算の基準を厳守し、増産を追わない。価格固定で収入の床を作り、財務の健全さを最優先する方針が特徴になっている。
天然ガス価格と、掘削の効率、輸出とデータセンター需要に依存する。液化天然ガスの輸出と電力の需要がガス価格を支えるか、限られた鉱区で井戸の質を保てるか、価格固定の比率が市況の波を和らげるか、そして自社株買いの還元が続くかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.8B(61%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$247M
- 固定資産$2.8B
- 流動負債$365M
- 長期借入金$788M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.4B
- 売上成長率
- 48.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 42.2%
- 純利益率
- 30.1%
- ROE
- 23.3%
- ROIC
- 18.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $803M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 56.5%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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